L先生<滋賀県医師養成奨学金/脳神経内科>

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L先生<滋賀県医師養成奨学金/脳神経内科>

滋賀県で働く魅力について教えてください。

滋賀県は自然にあふれ、都市圏に近く、生活する上で困ることが少ないと思います。野菜や果物の生産が盛んで、近江牛を代表とする畜産業も有名です。つまり、美味しいものがいつでも食べられるということです。
仕事が終わって、気軽にごちそうが食べられることはこの上ない幸せだと思います。
季節によって様々に変わる琵琶湖の湖面は、疲れた心を癒やしてくれます。京都、大阪、名古屋にも短時間で到着できますし、休日に気軽に遊びに行けることも魅力的です。

現在の診療科に決めた理由をおしえてください。

医学部の講義を受けていた頃から、神経系に興味をもっていました。診療科として志すことを決めたのは、学外研修で脳梗塞の患者さんの治療を経験したことがきっかけです。
言葉を発することができず、右手足が完全に麻痺した状態で搬送されてきた方が、カテーテル治療を受けて、歩いて退院された時の衝撃は今も鮮やかに私の心に刻まれています。自分もこの治療に参加してみたいと強く思いました。難しい病気の多い診療領域ではあります。しかし、患者さんごとに工夫をこらし、地域のサポーターとも協力してオーダーメイドの医療を提案できる楽しみもあります。

ご自身のキャリアプランと地域枠従事要件の兼ね合いで難しいと感じることはありましたか。

私は大学病院で初期研修を行い、その後は医局に所属して専攻医として県内の関連施設で働きました。
関連施設でも大学病院と変わらない研修指導を受けることができ、基本的な脳神経内科領域の知識や診察手技、検査などを身につけることができました。
脳神経内科でもカテーテル治療に参加したい意志があることを表明していましたので、7年目以降では盛んにカテーテル治療をしている施設へ異動させていただくことができました。私のキャリアプランに沿った、地域枠従事要件に該当する施設を選定していただき感謝しています。

これまでのご自身のキャリアで印象に残っていることはありますか?

初めて自分が術者としてカテーテル治療に携わった時のことです。
心原性脳塞栓症を発症し、血栓回収術により劇的に症状が改善して退院されました。
上級医の先生方にサポートしていただいたおかげで、自分も治療に参加し、患者さんを治療できたという喜びが大きかったことをよく覚えています。

これからの地域枠学生にメッセージをお願いします。

滋賀県で医師人生をスタートすることは、自信を持ってオススメできます。
滋賀県内の施設で十分な研修を受けることができますし、私のように典型的ではないキャリアプランも実現させてもらえます。個人的には滋賀県で働けて本当に良かったと感じています。
是非、皆さんの力を発揮していただき、共に滋賀県の医療を盛り立てていければと思います。

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