プログラム概要
- 滋賀県内の病院をローテ―トしながら、都市でも地域医療でも活躍できる人材の育成を目的とします。
- 救急ERでの初期診療から一般病棟/重症症例集中治療室での管理、さらにcommon diseaseを初期診療・入院・退院まで一貫した診断・治療のできる専門医を育成します。
- 集中治療専門医や臨床研究から基礎研究/大学院/留学へキャリアアップできるプログラムとなっており、救急医療の次期リーダーを育成します。
プログラム到達目標
- 滋賀県内外の都市型および地域医療型である多彩な医療機関をローテートしながら、一次から三次救急医療、病院前救急医療、災害医療に対応する知識と技能を習得する。
- 都市型/地域医療型医療機関で救急ERや急変患者に対応するcommanderとしてチーム医療のリーダーとしての基本を習得する。
- 病診・病病連携を行う知識、技能および行動計画を習得する。
取得可能な資格・習得可能な技能
資格
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救急科専門医
【要件】 3年以上の専従(+兼務)、診断・処置などの各項目を達成する必要がある。
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救急科指導医
【要件】 救急科専門医を取得しており、指導医指定施設またはこれに準じる診療施設に通算10年以上勤務し、救急診療に従事した者であること。あるいは、救急科専門医を取得しており、救急医学に関連する学会の専門医等の資格を取得後、指導医指定施設またはこれに準じる診療施設で救急診療に通算7年以上従事した者であること。
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(サブスペシャルティ領域である)
集中治療専門医
【要件】 集中治療専門医研修施設において1年以上の勤務歴があり、かつ連続して12週間以上専従歴があること。
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脳卒中学会専門医
【要件】 初期臨床研修終了後4年以上の臨床経験を有し、必要な外傷診療を行い,必要な経験と学識技術とを修得していると認められること。
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アフェレシス学会認定血漿交換療法専門医
【要件】 学会認定施設に於いて学会認定専門医研修計画に従い5年以上アフェレシスの診療研究のための知識と技能を研修している、ないしは、同等の研修を行ったと認められること。
技能
- 一次から三次救急医療の診断/治療を習得できる。
- 病院前救急医療の知識と体験ができる。
- 災害医療の知識を習得できる。
- 重症病態への技術(胸腔穿刺、中心静脈穿刺等)が取得できる。
- 重症管理の基本(急性血液浄化、ECMO等)を習得できる。
研修先となる医療機関群
※A群:大津・湖南圏域に所在する医療機関
B群:甲賀・東近江・湖東・湖北・湖西圏域に所在する医療機関
※指導医の配置状況により、研修先となる医療機関は変わる可能性があります。
プログラム・コースパターン
個人の希望や県内の医師充足状況を踏まえて策定。ただし、知事が指定する医療機関は希望に沿えない可能性があります。