プログラム概要
- 滋賀県内の病院をローテートしながら、本県の地域医療に貢献する人材の育成を目的とします。
- 幅の広い内科研修行うことにより内科専門医を取得し、さらに、より専門的な内分泌代謝・糖尿病および肥満症診療の実践に必要な知識、技能、態度を習得し、内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医や肥満症専門医を取得することで、地域中核病院のリーダーとして地域で活躍する人材を育成します。
プログラム到達目標
- 県内医療機関をローテートし、基本的な診療技能を身に付け、内科専門医資格を取得する。
- 糖尿病内科医に求められる高度で専門的な知識と技術を身に付け、内分泌代謝・糖尿病領域専門医や肥満症専門医を取得する。
- 地域中核病院の専門医として地域医療を実践するとともに後進の指導にあたる。
- 内分泌代謝・糖尿病領域専門医・肥満症専門医として地域への啓蒙活動に積極的に取り組むことができる。
取得可能な資格・習得可能な技能
資格
内科専門医
- 【要件】 初期臨床研修終了後、内科専門研修プログラムに沿って3年以上研修し、専門医試験に合格すること
内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医(日本専門医機構認定専門医)
- 【要件】 内科専門医資格を有し、3年以上にわたる内分泌代謝専門研修を行い、専門医試験に合格すること(うち2年までは内科専門医プログラムとの並行研修可)
肥満症専門医 (日本肥満学会認定専門医)
- 【要件】内科専門医資格取得後、3年以上にわたる日本肥満学会認定肥満症専門病院での肥満症診療研修を行い、専門医試験に合格すること
技能
- 生活習慣病に関連する生活習慣指導や管理方法、薬物療法。特に糖尿病での薬物治療(経口血糖降下薬選択と副作用、インスリン療法の進め方)、インスリンポンプ療法(CSII、SAP療法)の修得、持続血糖モニター(CGMS)やflash glucose monitor(FGM)を用いた血糖変動の評価方法、糖尿病合併症評価法の研修、頸動脈エコーなどの動脈硬化症の早期診断、24時間血圧測定。内分泌症候学、特殊負荷機能検査法、診断と治療。特にアルドステロン症などの内分泌性高血圧症について放射線科と連携した副腎静脈サンプリングなどの検査。
研修先となる医療機関群
※A群:大津・湖南圏域に所在する医療機関
B群:甲賀・東近江・湖東・湖北・湖西圏域に所在する医療機関
※指導医の配置状況により、研修先となる医療機関は変わる可能性があります。
プログラム・コースパターン
個人の希望や県内の医師充足状況を踏まえて策定。ただし、知事が指定する医療機関は希望に沿えない可能性があります。