プログラム概要
- 滋賀県内の病院をローテートしながら、本県の地域医療に貢献する人材の育成を目的とします。
- 救急や急性期専門各科を有する地域拠点病院のなかで、専門各科と協働し全人的医療を展開しつつ地域医療に携わる実力を身につけます。
- 人口減少と高齢化が進む地域ですが、地域住民や各種団体、ボランティア等の理解と協力のもとで研修できる環境を整えています。
プログラム到達目標
- 患者を取り巻く家族、地域社会、文化などの環境が関与していることを全人的に理解し、患者、家族が豊かな人生を送れるよう、コミュニケーションを重視した診療・ケアの提供。
- 地域の多職種との円滑かつ切れ目のない連携を欠かすことなく、適切なリーダーシップを発揮し、多様な健康問題に的確に対応する。
取得可能な資格・習得可能な技能
資格
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総合診療専門医
【要件】 3年間の専門研修プログラム終了のうえ総合診療専門医試験に合格。
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家庭医療専門医(日本プライマリ・ケア連合学会)
【要件】 総合診療専門医プログラム終了後1年の家庭医療研修終了後専門医試験に合格。
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在宅医療専門医(日本在宅医療連合学会)
【要件】 総合診療専門医プログラム終了後1年の在宅医療研修終了後専門医試験に合格。
技能
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総合診療の7つの資質・能力の獲得を目指す
- ・包括的総合アプローチ
- ・一般的な健康問題に対する診療能力
- ・患者中心の医療・ケア
- ・連携重視のマネジメント
- ・地域包括ケアを含む地域志向アプローチ
- ・公益に資する職業規範
- ・多様な診療の場に対応する能力
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地域医療の経験と知識の習得(病診・病病連携、地域包括ケア・在宅医療など)
湖西保健医療圏の医療過疎地域でへき地に位置する在宅療養支援診療所での勤務を経験し、へき地診療、在宅医療の知識を習得する。また、介護保険制度にかかる経験と知識の習得のほか、地域の医師会や行政と協力し地域包括ケアの推進や地域での保健・予防活動を経験する。
研修先となる医療機関群
※A群:大津・湖南圏域に所在する医療機関
B群:甲賀・東近江・湖東・湖北・湖西圏域に所在する医療機関
※指導医の配置状況により、研修先となる医療機関は変わる可能性があります。
プログラム・コースパターン
個人の希望や県内の医師充足状況を踏まえて策定。ただし、知事が指定する医療機関は希望に沿えない可能性があります。