プログラム概要
- 滋賀県内の病院をローテートしながら、本県の地域医療に貢献する人材の育成を目的とします。
- 全身の運動器疾患を専門的に研修していきます。外傷から慢性疾患と幅広い領域があり、さらに脊椎や四肢の関節、手足、骨軟部腫瘍など豊富なサブスペシャルティが存在し、そのすべてに対応した研修を行うことができます。
- 外科的手技はもちろんのこと、骨粗鬆症や関節リウマチなど内科的治療が中心の疾患も幅広く研修できます。
プログラム到達目標
- 県内医療機関をローテートしながら、整形外科疾患に対する診断・治療に必要な知識・基本手技を習得する。
- 地域医療に根ざした幅広い知識と技術を習得し、整形外科専門医資格を取得して活躍する。
- 整形外科専門医取得後は、(種々の)サブスペシャルティ資格を目指してより専門的な医療技術を習得する。
取得可能な資格・習得可能な技能
資格
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整形外科専門医
【要件】 初期研修終了後、整形外科研修プログラム(3年9か月間)を修了していること
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日本整形外科学会認定リウマチ医 ・ 認定脊椎脊髄病医 ・ 認定運動器リハビリテーション医
【要件】 整形外科専門医取得後、所定の教育研修講演を12単位取得していること
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日本リウマチ学会専門医
【要件】 基本領域の専門医資格を取得後、3年間継続して当該学会に所属、学会認定施設において研修カリキュラムに従い通算3年以上のリウマチ学の臨床研修を行い、30単位以上取得する。
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日本リハビリテーション医学会専門医
【要件】 リハビリテーション研修プログラム(3年)を修了していること
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日本手外科学会専門医
【要件】 整形外科専門医取得後、通算5年以上の手外科に関する研修期間を有すること。そのうち通算3年以上は日本手外科学会認定研修施設での研修が必要。他、当該学会の規定の業績を要する。
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脊椎脊髄病指導医
【要件】 整形外科専門医、認定脊椎脊髄病医取得後、執刀医または第一助手として担当した手術症例の数が300 例以上であること。他、当該学会の規定に従って、その要件をクリアできれば、取得できる。
技能
- 内視鏡手技(各関節)
- 人工関節手技(各関節)
- 脊椎手術手技(内視鏡および人工椎間板挿入を含む)
- マイクロサージャリー(顕微鏡下血管吻合、神経縫合)
の特殊手技を習得する。
研修先となる医療機関群
※A群:大津・湖南圏域に所在する医療機関
B群:甲賀・東近江・湖東・湖北・湖西圏域に所在する医療機関
※指導医の配置状況により、研修先となる医療機関は変わる可能性があります。
プログラム・コースパターン
個人の希望や県内の医師充足状況を踏まえて策定。ただし、知事が指定する医療機関は希望に沿えない可能性があります。