日野記念病院

日野記念病院は昭和60 年に日野町の誘致により開設され、150床、24診療科と２つのセンターを有し、常勤医師２９名が在籍しています。日野町を中心とした地域医療を基本に質の高い急性期専門医療にも力を尽くしています。また、介護医療や在宅医療へのニーズに対応するため、介護老人保健施設「リスタあすなろ」および訪問看護ステーション「すばる」を併設しています。

日野記念病院は人口2万１千人の日野町では唯一の病院ですが、同じく医療法人社団昴会の湖東記念病院（心臓血管センター、脳神経外科センター、滋賀ガンマナイフセンター）、東近江市立能登川病院（指定管理：昴会アイセンター、滋賀人工関節センター）と東近江保健医療圏（人口23万人）の地域で適度な距離を持ったトライアングルで連結しています。さらに、このトライアングルの中心の東近江市蒲生医療センター（指定管理：PET 診断センター、放射線治療センター、健診センター）にはLINAC（放射線治療装置）、PET（陽電子放出断層撮影装置）を備えています。

これらの昴会４病院の合計病床数は400床となり、それぞれの特色を持った専門的医療資源を共有・連携しながら、急性期専門医療に総合的に対応する仕組みを取っています。

日野記念病院は昴会の病院と連携を取りながら地域に根差した医療を行っています。特色ある専門医療では、「滋賀脊椎センター」が脊椎疾患に対する手術件数が県内最多で全国ランキングにも名を連ねています。

「昴会消化器センター」は日野記念病院を中心とし、消化器疾患を専門体制で受け入れることを目的として運営されています。消化器内科・消化器外科・放射線科・病理診断科・内視鏡センター・健診センターのそれぞれの専門医が対応し診断および治療を行います。このため、必要に応じて各病院間で患者の搬送や医師の移動を行っています。

日野記念病院は日本がん治療認定医機構認定研修施設であり、専門的ながん治療に加え、認定看護師を中心とした「がん診療相談支援室」の活動も含めがん治療に取り組んでいます。