水口病院

水口病院は、創立115周年を迎える精神科医療に関しては草分け的な医療機関です。日常生活に欠かせない都市型利便性に加え、みどり豊かな環境に病院を配置しており、「医療におけるアメニティーの追求」を掲げゆったりとした快適な医療環境を実現しました。長い歴史と伝統に加え精神科医療では、ほぼ最先端に位置づけられるレベルにあるのではないかと自負しております。

急性期から慢性期、さらに社会復帰までカバーするような医療福祉体制を整え、「水口クリニック」や介護老人保健施設「スキナヴィラ水口」「スキナヴィラ甲賀」、市内の指定介護福祉施設「兆生園」、「自立訓練事業所」、「精神障害者地域生活支援センター」、「グループホーム」も関連施設として設立され、それぞれ密接な連携をとり、地域ネットワーク体制への取り組みを行っています。

当院は精神科の救急当番病院であり、入院、外来ともに患者が多く、症例は多数みることができます。古い単科の精神科病院にありがちな統合失調症の患者ばかりでなく、躁鬱病、アルコール関連障害、人格障害、そして人格障害などの思春期の症例などさまざまな症例の方がみえます。また、精神科単科ですが、内科合併症病棟があり、身体管理に関しても勉強ができる環境です。ＩＶＨ、胃カメラ、超音波など内科的処置ができ、精神科だけではなく、一般的な身体管理を十分学ぶことができます。

さらに、高齢化社会にも対応すべく高齢者医療における精神科分野にも力をいれており、認知症治療病棟や認知症疾患医療センターも併設しております。

医療スタッフは故三重大学名誉教授、鳩谷龍先生の薫陶を受けてよくまとまっており、症例のディスカッションができる良い雰囲気です。